労働基準監督署の調査が入ることになったら
労働基準監督署の調査は4つの種類があります。
(1) 定期監督
ランダムに抽出された企業を調査します。小さい会社だからといって対象外になる わけではありません。
(2) 申告監督
主に従業員からの告発があった場合に調査します。肌感覚ですが、「残業代未払」 や「有休を与えない」という告発が多いようです。退職者からの腹いせ告発もありま す。珍しいケースでは、従業員の親から「娘の帰りが遅い。長時間残業させられてい る」として調査に入った例もありました。結局娘が自己啓発のために会社で勉強して いたのが原因ですが、会社はいい迷惑です。告発する前に「親子で話せよ」と思いま した。
(3) 災害時監督
大きな労働災害が発生した時に調査が入ります。
(4) 再監督
1回目の調査で出される是正勧告書に対し、期日までに是正報告書を出さないなど 企業側の対応が不十分、不誠実な場合に再調査されます。
労働基準監督署の調査は「予告なし」を原則としていますが、「担当者がいない」
「資料は倉庫に保管している」などの理由で調査が進まないことがあるため、多くの場合日時指定して調査に入ります。
経営者または担当者の都合でその日では都合が悪い場合は、日程調整は可能です。
もし、予告なしで調査に来たら
下手に隠すと、「違法行為をしている」と返って疑われます。出せる書類については隠さず提示しましょう。
何か問題があれば、是正勧告書や指導書に記載されます。内容に誤りがなければ署名して受領するしかありません。
その後で社会保険労務士に相談しましょう。
当事務所にご相談ください。
労働基準監督官が納得してくれる是正報告書を作成するところまで全力サポートいたします。
もし、調査の予告連絡が届いたら
当事務所にご相談ください。
日程を調整し、調査が入る前に御社の労務管理状況を確認します。それを基に想定問答集を作成し、調査当日も立ち合います。
それでも是正勧告等がなされた場合には、労働基準監督官が納得してくれる是正報告書を作成するところまで全力サポートいたします。