定年後の再雇用のポイントは、勤務時間数と給与の設計です。

会社が成長していくためには、若い戦力が加入しなければなりません。採用はコストではありません。将来への投資です。　

1.手取りを下げずに、人件費を下げる方法を考えましょう

１円も手取り金額を下げずに、人件費を下げるのはちょっと無理なのですが、定年を過ぎた社員の方の痛みはできる限り小さくし、一方で会社が負担する人件費は最大限削減することを考えましょう。以前の制度では、退職していた社員が引き続き雇用されるので、その分の人件費が増えてしまいます。あるいは、代わりに若い社員を採用して会社として世代交代を進めることが、できなくなってしまいます。そこで６０歳を過ぎた社員の方の生活を守りつつ、会社も世代交代や人件費削減が必要になります。皆が幸せになれる方法を探しましょう。